肩と膝の痛みの症例 (その9)

お客様

男性 70代  和歌山市在住

来院

2018年2月

お悩み・症状

半年前、転倒したバイクの車体を起こした時に左肩に痛みが走り、それから服を着るのに肩を動かす度に痛むので困っていた。

1月の雪の日にバイクでスリップして転倒し、左足を地面に強打し激痛が走った。

整形外科では、骨に異常がないので痛み止めとシップ薬を出されただけで、他に何か治療してくれるということもなかった。

階段の昇り降りがしづらいなど日常生活に支障をきたしていたので、早く治したいと思いチラシを見て当院に来院。

施術内容と経過

初見時、左肩を90°以上外転させようとすると痛みが走り、動かすことが困難で着ていた上着を脱ぐのもひと苦労だった。

肩関節可動域は外転90°、屈曲130°だった。

棘上筋と大胸筋、広背筋が主に肩の動きの邪魔をしていた。

 

膝は、屈伸しようとすると、曲げても伸ばしても左膝が痛いと訴えた。

仰向けで左股関節を90°屈曲させた状態で他動的に屈曲させたところ、最大屈曲から約20°手前から痛みを感じ始めた。

痛みはあるものの最大屈曲位は右膝よりわずかに狭い程度まで屈曲できた。

膝関節自体に問題はなく、大腿四頭筋が強く緊張し、膝関節を屈曲するもしくは伸展する際の筋の伸縮により痛みを感じていた。

 

両症状とも時間が経っても回復してこないことから、体のゆがみが体液循環を阻害し状態の回復が遅れていると考え施術を開始した。

 

まず初回は頸椎調整と骨盤調整で体のゆがみを調整し、循環を促進させるようにした。

肩関節には触らず、ゆがみの調整でどれくらい体に変化があるのか確かめるためもう一度検査したところ、肩関節可動域は外転170°、挙上180°まで回復した。

外転、挙上共に痛みはあるが、施術前よりも減弱した。

 

2回目の施術前検査では、初回施術後とほぼ同じ可動域で肩関節の動きがあった。

体液循環調整と肩関節調整を加えて、まず体全体のゆがみを安定させることを最優先した。

 

3回目時点で肩関節可動域は正常まで回復し、動かした時の痛みもなくスムーズに服の脱ぎ着も行えている。

 

4回目以降は大腿四頭筋と内転筋群の調整を中心に行い、6回目には痛みなく階段の昇り降りができるようになっていた。

8回目まで経過を見て、症状や体の状態が悪化することもなかったので卒業してもよい状態であったが、今の状態を保ちたいというお客様の希望により、2週間に1回のペースで継続して見ていくこととした。

同時に施術した症状・お悩み

特になし

施術方法

頚椎調整 骨盤調整 体液循環調整 肩関節調整 大腿四頭筋調整 内転筋群調整

考察

今回のケースでは、月に一回しか仕事の休みがなく、日々の疲れが溜まりゆがみがある状態で、車体を起こしたり、バイクで転倒したりといった衝撃が加わることで症状として出てしまったと考える。

日々の疲れを放置しすぎるとこのように体がゆがんでくるので、症状が出る前にケアすることも大切である。

執筆者

廣井整体院

永井純平

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