膝の痛みの症例(その1) 

お客様

女性 60代 パート 御坊市在住

来院

2016年4月

お悩み・症状

2か月前から右膝の裏に痛みとハリを感じはじめ、ここ1週間で特にきつくなってきた。

じっと安静にしていると痛くないが、歩いた時や階段の昇り降りで痛みがあり、右膝をかばって引きずる感じで歩いている。

あと、膝の向きを変える時にたまにポキッと音が鳴る。

ホテルでベットメイキングの仕事をしていてベッドを足で寄せる事を繰り返したのが原因かも?と思っている。

接骨院に週2回通ったけれど良くならずに、インターネットで当院の事を調べてしり来院。

施術内容と経過

まず、膝関節の動きをチェックしたところ屈曲で膝の痛みと曲げずらさがあり、膝周辺の筋肉を触診したところハムストリングスに張りと圧痛が認められた。

つぎに前後屈で全身の動きをチェックしたところ腰椎の硬さが認められたことから、仕事でベッドを足で寄せる事を繰り返したのがきっかけでハムストリングスを痛めて更に腰椎の硬さがハムストリングスの回復を邪魔しているのが原因だと考えた。

頚椎調整、骨盤矯正で全身と腰を整えてから膝関節調整を行ったところ、膝の屈伸がしやすくなり、5回目の施術で普通に歩けるまで改善した。

7回目の施術で膝の屈伸も痛み無く正常に行えるようになったので治癒としたが、また痛くなるかもしれないと不安があるとの事だったので1~2週間に1回、経過観察の施術を行った。

同時に施術した症状・お悩み

特になし

施術方法

頚椎調整 骨盤矯正 体液循環調整 膝関節調整 大腰筋調整

考察

右膝の痛みをかばって仕事を続けたことで腰に負担がかかりそれが膝の治りを遅らせて慢性化してしまう原因となったと考えられる。

この症例のように、ある部分の痛みをカバーしてほかの部分に痛みや硬さが出始め症状が良くならないことは珍しくなく、接骨院で良くならなかったのは膝のみの治療しか行わなかったからではないかと推測できる。

痛みのある部分だけにとらわれずに視野を広げて原因を探すことが重要である。

執筆者

廣井整体院

廣井俊紀

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