顎関節症の症例(その9)

お客様

女性 50代 教員 和歌山市在住

来院

2016年2月

お悩み・症状

特に原因も無く1週間ほど前から右顎の噛み合わせの悪さと痛みがあり、じっとしていても何となく痛い感じがある。

口を開閉した時にカクッと鳴るのは左顎で、歯科で噛み合わせを診てもらっておりマウスピースも作ってもらっている途中だが、他の方法は何かないか?とインターネットで調べて当院の事を知り来院。

元々、慢性的な首や肩のこりもある。

施術内容と経過

まず、顎関節の動きをチェックしたところ左顎にズレがあり、咬筋の左右差を見ると右の咬筋に噛み癖が見つかった。

あわせて肩周辺のチェックをした所、僧帽筋など肩周辺の筋肉が全体的に凝っていて肩関節の動きが悪くなるほど凝ってしまっていた。

以上の事から、肩周辺の筋緊張が元々あった顎のズレや咬筋に作用し顎関節症を悪化させていると考えた。

顎関節調整、咬筋調整で顎関節周辺を整え、頚椎調整と肩関節調整で首や肩の調整を行ったところ、3回目の施術で顎の痛みはほぼ消失し、肩も楽になってきたとの報告を受けた。

6回目の施術で顎関節の痛みとズレは正常になり、治癒とした。

その後は咬筋のバランスチェックと顎関節の経過観察、首や肩こりが仕事の都合で溜まりやすいのでメンテナンスを2週間に1回行なっている。

同時に施術した症状・お悩み

特になし

施術方法

顎関節調整 咬筋調整 頚椎調整 肩関節調整 骨盤矯正 体液循環調整

考察

元々あった顎のズレや噛み癖による咬筋のバランスの悪さが仕事の疲労やストレスからくる首や肩のこりで悪化してしまった症例であった。

その後の経過観察でも再発していないので、今後は噛み癖や日々溜まる疲労のケアに気を付ければ顎関節症が再発する事はないだろう。

執筆者

廣井整体院

廣井俊紀

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