膝(膝裏)の痛みの症例(その10)

お客様

女性 50代 パート 和歌山市在住

来院

2018年 4月

お悩み・症状

3週間前から、就寝時に右のふくらはぎがたまにこむら返りを起こすようになり始め、膝裏からふくらはぎにかけて押した時に痛みを感じるようになった。

そのころから、正座をした時にも痛みと詰まるような感じがして正座をしなくなった。

シップをして様子を見ていたが良くならず、以前、娘さんが当院に来院していたので一度見てもらおうと来院された。

施術内容と経過

初見時、ふくらはぎの筋肉の膨隆・筋緊張・浮腫みの左右差が顕著で右膝窩筋と腓腹筋の圧痛が認められた。

立位検査では、右重心で立っていることが確認で来たことから、重心バランスが崩れて右下肢の筋肉に異常が起こり始めたことたことで、パート作業中の疲労が蓄積しやすい状態になったことが原因であると考えた。

 

初回は、まず重心バランスを整える為に頚椎と骨盤のゆがみを整えて終了。

2回目~6回目までは、週2回のペースで右下肢の筋肉調整を追加して行った所、2回目の施術以降は就寝時にこむら返りを起こすことが無くなり、ふくらはぎの左右差も減り始めた。

 

5回目施術前の検査で、新たに右ハムストリングスの筋緊張が見られたことから施術と自宅で行うセルフケアを指導。6回目来院時にはハムストリングスの筋緊張は消失していた。

 

6回目以降は、週1回で出術を行い、ほぼ症状消失するも正座した時の詰まる感じだけが残っていた為、施術を重ね8回目の施術で症状全て消失し卒業とした。

同時に施術した症状・お悩み

特になし

施術方法

頸椎調整 骨盤調整 腓腹筋・膝窩筋・ハムストリングスMT

考察

この症例では、体全体の疲労の蓄積から重心バランスが崩れて右重心になってしまい右ふくらはぎに集中して負担がかかり右下肢の筋肉に異常が起こり始めたことたことで、いつも以上にパート作業中の疲労が蓄積しやすい状態になったことが原因であった。

 

このようにいつもと同じことをしている様でも体の状態(疲労度や体の歪み)次第で症状を発症することがあり、軽度であればそのまま良くなっていくが、3日以上にわたって同じ状態が続いていたり徐々に悪化している様なら施術を受けるべき状態になっていると当院では考える。

執筆者

廣井整体院

廣井俊紀

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