顎関節症の症例(その7)

お客様

女性 10代 中学生 和歌山市在住

来院

2015年7月

お悩み・症状

1年ちょっと前から吹奏楽の部活でサックスを始め、2014年10月頃から左顎関節症の症状が出現し始めた。

初見時、開口時やあくびをした時の痛みや硬いものを食べた時の痛みがあり、サックスを吹くのが痛いため1ヶ月練習を休んでいる状態で来院。

左下のうつ伏せで寝る癖と歯ぎしりがあり、幼少期からの肩こりあり。

施術内容と経過

初見時、咬筋の触診と顎関節の動きを検査したところ、顎関節のズレとカクカク鳴る雑音、開口で指が縦に2本しか入らない状態、咬筋の左右差もあり、吹奏楽でサックスを吹き続けたことによる咬筋の疲労性の痛みと左下のうつ伏せで寝る癖が顎をズラす原因だと考えた。

顎関節調整、咬筋調整と生活習慣指導を行ったところ初回でカクカク鳴る雑音は消失、4回目の施術で開口で指が縦に3本入るようになり、顎の動きのズレも回数が5回に1回くらいになる程度に改善。

6回目の施術で痛みズレなどの症状は消失し、日常生活は正常な状態になったのでサックス練習を再開するよう指導し、8回で施術終了とした。

同時に施術した症状・お悩み

肩こり

施術方法

顎関節調整 咬筋調整 頚椎調整 骨盤調整 肩関節調整

考察

吹奏楽、管楽器演奏者で顎関節症の方は多く、2015年2月、神戸新聞に掲載された兵庫医大の発表では、神戸市内の中学校吹奏楽部員210人を対象に調査を行った結果、管楽器演奏者の3分の1に症状があり、中学生が過度に管楽器の練習をすると、顎の関節や筋肉が痛む「顎関節症」になりやすいことを発表しました。

でも、吹奏楽、管楽器演奏者に起こる顎関節症は今回の症例のように吹くことによる咬筋の疲労や顎関節のズレを整えると症状を改善させることは出来る症状である。

執筆者

廣井整体院

廣井俊紀

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