股関節の痛みの症例(その4)

お客様

女性 10代 学生 貝塚市在住

来院

2017年9月

お悩み・症状

3年位前から歩いた時(特に歩幅を大きく取った時)やいっぱいまでしゃがんだ時、股関節を開いた時に両股関節の外側から臀部にかけての痛みがあり、最近痛みが増してきた。

整形外科では先天性臼蓋形成不全と言われ、今は特に治療することは特に無いので経過を見るように言われたが、痛みが増してきているのを何とかしたいと思いインターネットでお母さんが調べていた時に当院の事を知り来院。

 

施術内容と経過

初見時、まず股関節の屈曲・伸展など可動域チェックを行った所、可動域制限は無いが筋反射性の引っ掛かりとそれに伴う痛みとクリック音があることから、急崖形成不全からくる骨や関節自体の問題は無いと判断し、問題は股関節周辺の筋肉でも特に大腿筋膜張筋と中殿筋、腸腰筋の筋肉に問題がある事で痛みを感じていて、そのそもそもの原因は骨盤のゆがみにあると考えた。

 

まず、骨盤調整と頚椎調整で体全体のゆがみを整えてから股関節周辺の筋肉の調整を行ったところ、2回目の施術後股関節の痛みとクリック音が軽減し始めた。

5回目の施術後には、歩幅を大きく取った時にだけ痛みはあるが、それ以外の動きでは痛みを感じない程度にまで改善し、7回目の施術でどの動きでも股関節の痛みを感じなくなったため卒業とした。

同時に施術した症状・お悩み

特になし

施術方法

頸椎調整 骨盤調整 股関節MT

考察

この症例は、整形外科的には臼蓋形成不全と診断され、骨棘・変形などまだ問題なく手術の適応でもない為、経過観察との判断だった。

当院の判断としては、可動域検査で関節や骨には問題なく、ゆがみからくる筋肉性の痛みだと判断し、施術を行った結果、痛みが完全に消失させることが出来た。

見立てや施術方法が違えば、結果が変わることはよくある事なので、一概に臼蓋形成不全といってあきらめなくても、生活に問題ないレベルにまで良くなることはケースによっては当然出来うる事である。

執筆者

廣井整体院

廣井俊紀

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