手のしびれの症例(その1)

お客様

女性 50代 和歌山市

来院

2015年6月

お悩み・症状

1か月くらい前から右肩から指先にかけてのしびれが出始め徐々に悪くなってきたため来院。手に力は入るが1日に中でもしびれの度合いに波がある状態。

今は無くなったが、2~3か月前に首を動かした時に引っ掛かりを感じた。初診時は首から背中にかけての痛みがあり、首を後ろに反らす動きと右横に倒す動きで痛みとしびれが悪化する状態。

睡眠時にも体全体に力が入っている感じがあり、体のゆがみを自覚している。

施術内容と経過

首を後屈、右側屈させるとしびれが悪化する事と右ライトテスト陽性で胸郭出口症候群だと考え、特に肩甲骨の動きの悪さが原因だと考えた。

右上半身(斜角筋、菱形筋、広背筋、肩甲挙筋、小胸筋)の動きが悪く脊柱のゆがみ調整と循環調整、肩関節・肩甲骨調整を行った。

2回目の施術で症状に改善は見られなかったが3回目には上を向けるようになりしびれと痛みが軽減し始めた。

10回目の施術でしびれ、痛み共にほぼ消失するも目薬をさす時などの動作で首のツッパリ感が残るため2週間に1回の経過観察を行ない、計16回の施術で症状ほぼ消失

同時に施術した症状・お悩み

目の疲れ ふらつき 肩、背中のこり

施術方法

頚椎調整 骨盤調整 両肩甲骨調整 体液循環調整

考察

患者さんご自身が家事や仕事など頑張り過ぎる傾向にあり、上半身だけでなく全身の疲労の蓄積がかなりあった。

こういった症状では頚部だけの治療をしてもしびれや痛みが改善しづらいため、初診から数回の施術で全身調整を行なってまず、全身の疲労を取ってから患部の施術を行うことで一見遠回りに見えるが、実はしびれ治療の最短改善になる事が多い。

執筆者

廣井整体院

廣井俊紀

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