首の痛みの症例(その3)

お客様

男性 30代  和歌山市在住 公務員

来院

2017年10月

お悩み・症状

1年半くらい前に柔道で首を痛めて以来首を動かした時に痛みを感じるようになり、もともと肩こりもあり常にしんどいという状態になったため治療院で治療を開始した。

治療院では主に頸部を治療してもらい、肩こりは感じなくなった。

しかし首の痛みが治らないため、インターネットで検索し当院を知り来院。

 

施術内容と経過

初見時の首の可動域検査では頸部屈曲、右側屈、右回旋をした際に可動域制限と右胸鎖乳突筋部に痛みがあり、頭部は体幹より前に出ていたため、ストレートネックを疑った。

また、脊柱の検査でゆがみと固さもみられた。

慢性的な疲労の蓄積による脊柱のゆがみと、そのゆがみからくるストレートネックによる頸部の筋疲労で、結果的に右胸鎖乳突筋部に痛みが起こっているものだと考えた。

 

まず骨盤と脊柱の調整を行い体全体のゆがみを調整し、さらに体液循環調整をすることで全身的な疲労の回復を図った。(2回目以降も継続して行う)

さらに頚椎の調整を行ったところ、施術前の首の可動域検査で感じた痛みより減弱した。

 

その後、肩甲骨調整と別の頚椎調整の手技を加え、1週間に1回のペースで経過を見たところ、3回目から痛みが徐々に減弱し、5回目には痛みを感じない日が増えてきた。

9回目の施術でほぼ痛みが消失し、これ以上悪化しないか経過を見るため次の来院を2週間後に設定した。

その後、施術間隔を空けても体の状態が安定していたため、11回目の施術で卒業とした。

同時に施術した症状・お悩み

肩こり

施術方法

頚椎調整2種 骨盤調整 体液循環調整 肩甲骨・脊柱調整

考察

疲労が溜まりゆがみが出始め、結果として頸部に痛みが出ていた。

このような場合、疲労の蓄積で発生したゆがみによって体液循環が阻害され、さらに疲労が溜まりやすくなり、一時的に回復してもすぐに再発してしまう体が形成されてしまうという悪循環に陥る。

今回の症例ではその点を考慮し、頸部だけでなく体全体のゆがみを調整し体液循環を安定させることで再発を防ぎ、良い方向へ導けたと考える。

執筆者

廣井整体院

永井純平

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