偏頭痛の症例(その2)

お客様

女性 50代 パート 和歌山市在住

来院

2016年2月

お悩み・症状

20歳くらいから、こめかみなどに起こる偏頭痛がずっとあり、2年くらい前からひどくなってきて半年に1回くらい大きい頭痛発作があり、状態が悪いと吐くこともある。

去年6月に脳外科で「緊張型頭痛と偏頭痛の混合型」と診断されミグシス、レバミピド、エトドラクを1日2回服用している。

首や肩のこりと痛みもあり、整骨院にも行ったが変わらなかった。

毎日朝起きた時、頭が痛くならないか不安で当院のことをインターネットで調べて知り来院。

特筆すべき内科疾患や既往歴はなし。

施術内容と経過

初見時、両肩関節の動きの悪さがあり、脊柱全体の硬さもあった。

問診と検査の結果から、脳外科で診断されたように当院でも緊張型頭痛と偏頭痛の混合タイプと考えた。

まず、この方の頭痛のメイン症状であると考えられる緊張型頭痛に対して頚椎調整、骨盤矯正、体液循環調整、両肩関節調整を行ったところ2週間後、5回目の施術まで頭痛は出なかった。

その後、頭蓋骨調整などの施術を追加して、1週間に1回の施術を計画的に継続したところ4ヶ月、20回目で頭痛発作の頻度が減少した(1週間に1回起こるか起こらないか)ため施術ペースを2週間に1回に切り替えて経過観察を行った。

同時に施術した症状・お悩み

肩こり 腰痛

施術方法

頚椎調整 骨盤矯正 体液循環調整 両肩関節調整 頭蓋骨調整

考察

この症例のように緊張型頭痛と偏頭痛の混合タイプでは、経験上まず緊張型頭痛の症状を緩和させると頭痛や全体的な症状が楽になり、患者さん自身の安心感が得られる。

頭痛患者さんは、常に不安が付きまとっているので、この安心感は施術を行う上で非常に重要だと当院では考えている。

今後も、この患者さんの目標である「頭痛ゼロ」と「薬をやめたい」に向けて計画的に治療を続けていく。

執筆者

廣井整体院

廣井俊紀

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