膝の痛みの症例 その7 

お客様

女性 50代 会社員 和歌山市在住

来院

2016年9月

お悩み・症状

30年くらい前から両膝にたまに痛みを感じることがあり、ここ1,2年で両膝の内側の痛みとふくらはぎの張りが悪化してきて特に右膝の内側に10円玉くらいの範囲の痛みがある。

歩いても痛みはないが力が入らない感じがあり、整骨院での電気治療、整形外科では変形性膝関節症と診断され痛み止めと湿布をもらったが良くならなかった。

1日中立ち仕事で両膝にサポーターをしていると楽だが出来ればサポーターなしで歩けるようになればと思い、インターネットで調べて当院のことを知り来院。

施術内容と経過

初見時、痛みはあるものの正座ができる状態で膝関節の可動性自体に問題は無かった。

両膝の内側に圧痛があったので内転筋群やハムストリングス、腓腹筋を触診したところ硬結や張り感があったため炎症性ではなく筋肉性の痛みであると考えた。

頚椎調整と骨盤調整で全体的なバランスを整えてから、膝関節調整と筋肉調整を行ったところ、4回目の施術で両膝の痛みはほぼ消失したがふくらはぎの張りがまだ気になるとのことだった。

7回目の施術で、ふくらはぎの張りも楽になってきてズボンを履くときにどこかを持たなくても履けるようになったと報告を受けた。

10回目の施術で両膝、ふくらはぎともに完全に症状消失したため治癒とした。

同時に施術した症状・お悩み

特になし

施術方法

頚椎調整 骨盤矯正 膝関節調整 膝MT

考察

整形外科では変形性膝関節症と診断されたとのことだったが、蓋を開けてみれば膝関節の変形は問題ないレベルであり関節の炎症もなく、筋肉性の痛みでありシンプルな症例であった。

ただし、筋肉性の痛みのシンプルな症例とはいえ状態によっては治癒に至るまでに回数のかかる場合もあるし、こういった状況を放置すると本格的に変形性膝関節症が進行していくのでけっして軽視せず注意が必要である。

執筆者

廣井整体院

廣井俊紀

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