首の痛み(頚椎症)やこりの症例(その5)

お客様

男性 20代 会社員 和歌山市在住

来院

2018年4月

お悩み・症状

10年位前から、仕事で下を向く事が多いからか、首や肩の痛みやコリがあり、悪化すると頭痛や吐き気も起こっていた。

 

ここ数年は、背中や腰にも痛みを感じるようになり、整形外科で診てもらった所、頚椎症と言われて湿布・痛み止め・コルセットを処方されたが、一時しのぎで良くなり切らなかった。

 

身内の方が整体で良くなったという話を聞き、ひょっとしたら自分も・・・と思い、インターネットで探していた所、当院の事を知り来院。

(※寝つきの悪さや便秘もあり)

 

施術内容と経過

初見時、まず各所の可動域を検査したところ両肩外転、頚椎後屈・左側屈・右回旋、腰椎の可動域制限と筋反射による筋緊張が見られた。

カウンセリングで寝つきの悪さや便秘もあるとの事だったので、交感神経優位な状態であることが推測できたので、それを踏まえ施術を開始した。

 

まず、頸椎調整と骨盤調整を行い全体的な体の歪みと自律神経を整えて各所の可動域の改善が見られたところで初回終了。

2回目以降は、体液循環調整と両肩MTを追加して調整した。

 

6回目来院時には、頭痛と吐き気は完全に消失し、首や腰の痛みはたまに感じる程度になったが、雨の日は体が重く、首や肩がこった感じがするとのことだった。

 

9回目来院時には、便秘が完全に無くなったと報告を受けた。

11回目の施術で、雨の日に出やすかった症状も気にならなくなり、その後も施術を重ね、初見時の症状がすべて無くなったため13回目の施術で卒業とした。

同時に施術した症状・お悩み

頭痛 吐き気 寝つきの悪さ 便秘

 

施術方法

頸椎調整 骨盤調整 体液循環調整 肩関節MT 自律神経調整

 

考察

この症例のように、首・肩のこりや頭痛・吐き気などの症状を頚椎症という判断のもと、湿布・痛み止め・コルセットなどいわゆる対処療法が行われるが、これでは一時的に良くなるだけで終わってしまうケースが多く見受けられる。

 

しかし、首だけに注目するのではなく体全体を見ることでその見立ては大きく変わってくる。

この症例のように、頚椎症と言っても首だけに問題がある事はほぼ無く、筋骨格系や内臓系、自律神経系など様々な角度から考察して施術方法や施術計画を立てることで良い結果に導くことが出来ると当院では考える。

 

執筆者

廣井整体院

廣井俊紀

その他について詳しくはこちら

この記事に関する関連記事

廣井整体院