坐骨神経痛の症例(その3)

お客様

男性 70代 無職 和歌山市在住

来院

2015年2月

お悩み・症状

1年くらい前から左のお尻(臀部)に痛みを感じ始め徐々に症状が悪化してきて、日によって差があるが悪いと10m、良くても50m歩くと左のお尻が痛くなり、5~10分座って休憩すると多少痛いが歩けるようになる(間欠性跛行)。

寝ている・座っている状態は楽だが、立っているのと歩くのがツラく寝返りをするのも痛みがあり右下にして寝る事が多い。

始めは大丈夫だったが最近は自転車に乗ってもお尻が痛くなるようになってきた。

病院では脊柱管狭窄症だと診断、薬を処方され特に治療は無く、鍼治療にも1か月通ったが一向に良くならず悩んでいたところ、たまたま当院の事を知り来院。

施術内容と経過

まず、姿勢をチェックしたところ疼痛性側弯があり、殿筋の状態悪化からくるゆがみと血流など体液循環の悪さが原因だと考えた。

骨盤矯正と頚椎調整で側弯を調整し、全身と特に殿筋の循環調整を行ったところ3回目の施術で痛みの度合いが10→3に改善し、歩けるようになってきた。

5回目には自転車に乗った時の痛みが消失し、100m歩いても痛みが出なくなってきた。

8回目には痛みが10→1になり歩くのには不自由なくなってきた。

その後、再発と悪化の不安が強くあったため、経過観察を行い13回目の施術で治癒とした。

同時に施術した症状・お悩み

特になし

施術方法

骨盤矯正 頚椎調整 体液循環調整 筋肉調整(左臀部)

考察

病院では高齢者の間欠性跛行=腰部脊柱管狭窄症と診断されることが多いが、今回のケースのように注意深く問診・検査をおこなうと殿筋(特に梨状筋)が原因の症例がよくある。

他院の診断や局所症状だけにとらわれず全身を俯瞰して診ることの重要性を再確認した症例であった。

執筆者

廣井整体院

廣井俊紀

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