腰痛の症例(その9)

お客様

男性 10代 中学生 海南市在住

来院

2018年 3月

お悩み・症状

中学の柔道部に所属しており、5カ月位前から練習中に右の腰に痛みを感じ始めた。

授業中や普段の生活でも痛みを感じるようになり、整形外科に行った所、検査上では骨に異常はないと言われシップを処方されたが良くならなかった。

整骨院にも通ったがその時は楽になるものの、また痛みが再発するのを繰り返し、他に良い所は無いかとインターネットで探していた時に当院の事を知り来院。

施術内容と経過

初見時、まず立位で右肩下がりと体幹の右回旋の歪みが見られた。

次に、各部分の可動域検査を行った所、前・後屈と右回旋・右側屈で可動域制限と動きに伴う痛みが出現した。

あとは、座位で肩関節外転の可動域検査を行なった所、可動域制限と動きに伴う痛みが出現したことから、体のゆがみが原因で血流やリンパなど体液循環が右腰部で滞り始めたのがきっかけで痛みが出現し、慢性化・悪循環で症状が悪化したと考えて施術を行った。

 

まず、体のゆがみを整える為に頚椎調整と骨盤調整を行い可動域の改善が見られたので初回終了。

2日目以降の施術では、股関節調整と腰方形筋MTを追加して行った。

 

3回目の施術で、体のゆがみの戻りが早い事から柔道の練習とウエイトトレーニングを中止させた。

4回目の施術で後屈と右回旋の痛み消失。

 

6回目の施術で前屈時の痛み消失。

7回目の施術後から、50%で練習開始するよう指導。

 

9回目の施術で右側屈で少し痛みが残る程度にまで改善。

10回目の施術で、体のゆがみと症状が消失した為、卒業とした。

同時に施術した症状・お悩み

特になし

施術方法

頚椎調整 骨盤調整 股関節調整 腰方形筋MT

考察

この症例では、施術開始当初は柔道部のキャプテンだったこともあり練習を休みづらい状態で会ったので、出来るだけ練習をしつつ経過を見ていく方針で施術を勧めたが、芳しくなかったため状態を説明して3回目の施術で練習を含めすべての運動を禁止した。

 

この症例の様に、学生の部活など休めない状態で症状が悪化する事はよくある事である。当院では可能な限り練習を行いながら症状を良くしていく方針で日々施術を行っているが、それでは無理な場合は、練習を休み、体を休息させてやらないといけないケースもある。

執筆者

廣井整体院

廣井俊紀

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