坐骨神経痛の症例(その7)

お客様

女性 30代 保育士 和歌山市在住

来院

2015年11月

お悩み・症状

4年前にお尻から太ももにかけての痛みが出て整形外科で診てもらったところ坐骨神経痛だと言われた。

それから毎年寒くなると坐骨神経痛の症状が出てきて、寒くなり始めの時期に冷えを感じた時に悪化してくる感じで、カイロで温めていると少し楽になる。

産後6ヶ月で骨盤のゆがみも気になっているとの事。

今回は3日前から左のお尻から太ももの外側に痛み(しびれは無し)を感じ始め、痛みのせいで寝れず、赤ちゃんを抱っこして歩くのがつらい状態。

整形外科でブロック注射を打ってもらったが、2日ほどで戻ってしまい、根本的に治したいと思いインターネットで調べて当院の事を知り来院。

施術内容と経過

まず、SLRテストなど検査では陰性で椎間板ヘルニアなど神経圧迫から来ている可能性は低いと考え、骨盤のゆがみと股関節の可動域をチェックしたところ、骨盤が右上がりかつ右回旋のゆがみがあり股関節の屈曲と外転の可動域が狭い事と筋力の減弱がみられたことから、骨盤のゆがみによる左股関節~大腿部外側(中殿筋、大腿筋膜張筋)の循環不全が原因だと考えた。

骨盤矯正、頚椎調整、体液循環調整、股関節調整を行ったところ3回目の施術で痛みはほぼ消失し、5回目の施術で症状完全に消失した為、治癒とした。

その後は、肩こりの症状もあったため2週間に1回のメンテナンスを行った。

同時に施術した症状・お悩み

肩こり

施術方法

骨盤矯正 頚椎調整 体液循環調整 股関節調整 筋肉(中殿筋、大腿筋膜張筋)調整 肩関節調整

考察

ふたを開けてみればシンプルな症例で、しびれなど神経症状もなかったため骨盤のゆがみと股関節、中殿筋・大腿筋膜張筋を調整すると痛みは順調に消失していった。

毎年寒くなると同じ症状が発症していたのは、5年前に初めての出産がありその時から骨盤のズレがあって、それがそもそもの原因であったことが推測される。

今回のように、産後の骨盤のズレが残っていると股関節や骨盤周辺に痛みなど症状の原因になる事がるので産後年数が経っていても注意深く問診・検査をする必要がある。

執筆者

廣井整体院

廣井俊紀

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