腰椎椎間板ヘルニアの症例(その4)

お客様

男性 60代 無職 岩出市在住

来院

2016年3月

お悩み・症状

40年間バトミントンをしている。

2ヶ月以上前からから腰の痛みがあり病院で診てもらったら腰のヘルニアだと言われた。

その後も、整骨院に通いながらだましだましバトミントンをつづけていたが、3/2の練習でハードにやった時に腰痛が悪化し、体を反らせたときや車から降りることが困難なほどの痛みにまで悪化。

インターネットで「椎間板ヘルニア 和歌山」で検索して当院の事を知り3/8に来院。

施術内容と経過

初見時、臀部や下肢に症状がないこと、腰部だけの痛みであることから腰椎椎間板ヘルニアが原因の痛みではなく、腰椎を支えている脊柱起立筋などの周囲の筋肉が原因で起こっている腰痛症だと考えた。

まず、頚椎調整と骨盤矯正で脊柱や体全体を整え、体液循環調整と大腰筋調整を行ったところ痛みが軽減し、バトミントンの練習を出来る範囲でやりながら治療を進めることにした。

4回目の施術で腰の痛みはほぼ消失し、腰の重だるさが少しある程度にまで改善、7回目の施術でハードな練習後でも痛みを感じることはなくなり治癒とした。

その後は、75歳まで競技を続けたいという要望があり、2週間に1回、メンテナンス施術で経過観察を行っている。

同時に施術した症状・お悩み

左股関節痛

施術方法

頚椎調整 骨盤矯正 体液循環調整 大腰筋調整 肩関節調整

考察

病院で腰椎椎間板ヘルニアと診断されたが、蓋を開けてみればヘルニアは原因ではないという典型的なパターンの症例だった。

こういったケースはよく有り、例えば数年~数十年前に腰椎椎間板ヘルニアと診断されて患者さん自身が「自分はヘルニアだから・・・」という思い込みを持ってしまうことは珍しくない。

だが、今回のケースのようにヘルニアがあるからずっとそれが原因で永遠に腰痛が起こり続けることはほぼなく、腰周辺の筋肉が安定すれば痛みは消えるし、ヘルニアがあっても痛みとは関係ないケースが多いという事実が実際にある。

こういった正しい腰痛の知識を広めていく必要性を強く感じる症例であった。

執筆者

廣井整体院

廣井俊紀

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