腰椎椎間板ヘルニアの症例(その5)

お客様

男性 30代 和歌山市在住 医療関係

来院

2016年10月

お悩み・症状

5ヶ月ほど前から左の殿部~太もも裏に車の運転など座っている時や椅子から立ち上がろうとした時に痛みがあり、普通に座っていられない状態。

腰には痛みはなく、足にしびれの症状もない。

また、腰は反らせるとラク。

4か月前に病院でMRI検査を受け腰椎4,5番のヘルニアと診断され腰椎の牽引やリハビリ、腹筋や背筋を鍛えるトレーニングもしたがあまり症状が改善しなかった。

症状が改善しないのを見かねた奥様が、インターネットで調べて当院のことを知りご主人に勧めたのがきっかけで来院。

施術内容と経過

初見時、SLRなど腰椎椎間板ヘルニアのテストは陰性で、ヘルニア以外の原因で坐骨神経痛が起こっていることが明らかだったため、梨状筋テストを行ったところ陽性であることから梨状筋症候群であると考えた。

骨盤矯正、頚椎調整、梨状筋・ハムストリングスMTを行ったところ、4回目の施術時には痛みの度合いを初めが10だとすると3~4まで軽減し、かなり楽になってきたとの報告を受けた。

その後も、施術を重ねつつ、自宅でできるストレッチなどのセルフケアを指導して経過を見たところ、9回目の座っている時以外の痛みはほぼ消失し、14回目の施術で朝起きた時に少し違和感が有るくらいで痛みは完全に消失した。

同時に施術した症状・お悩み

特になし

施術方法

骨盤矯正、頚椎調整、梨状筋・ハムストリングスMT

考察

この症例のように、画像診断だけに傾倒しすぎていると本当の原因がわからず、適切な治療が受けられないために良くならず慢性化して痛みが治まらずに日常生活も困難なほどの状態になってしまうケースも少なくない。

ヘルニア=痛みやしびれという事でないので、この症例のように原因に対して適切に施術を積み重ねれば症状は改善してくるのは当然の結果である。

執筆者

廣井整体院

廣井俊紀

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