ぎっくり腰の症例(その3)

お客様

女性 40代 主婦 和歌山市在住

来院

2018年 8月

お悩み・症状

3日前に靴を履こうと前に屈んだ時に腰に強い痛みを感じてから、寝起きや腰を曲げた時、しゃがんで立つ時や椅子に深く座った時に腰に痛みがある。

ぎっくり腰を発症する2日前にライブに行っていつも違う体の疲労感を感じていたとの事。

ご主人が当院に来院しており、紹介されて来院。

特に内科疾患やケガ、手術等の既往歴はなし。

施術内容と経過

初見時、立位で前後屈での強い痛みと可動域制限が顕著で歩くのも腰をかばって何とか歩く状態。

次に両肩外転と脊柱の検査を行った所、広背筋と脊柱起立筋、腰方形筋の可動制限と動きに伴う強い痛みあり。

腸腰筋の筋力テストでは、左右共に筋力の減弱が確認できたことから、体の歪みからくる筋筋膜性腰痛(ぎっくり腰)だと考え施術を開始した。

 

まず、仰向けに何とか寝ることが出来たので、その状態で頚椎調整と骨盤調整を行い体全体的な歪みを整え初回施術は終了、前屈が正常に出来るところまで改善した。

 

2回目以降の施術では、体液循環調整と腸腰筋・脊柱起立筋等の筋肉調整を追加して行った所、順調に改善し3回目の施術後には、日常生活にほぼ支障がない程度にまで改善した。

 

4回目の施術では、腰の痛みはほぼ感じなくなったが掃除機をかけた時などに腰の張りを感じるとの事だったので、広背筋調整を行った所、その後は腰の張りを感じなくなった。

 

4回目の施術終了時で、ぎっくり腰の主訴は改善したが、ご本人がぎっくり腰の再発予防と

猫背の改善を希望されたので、その後も施術を重ね、9回目の施術で再発予防と猫背も改善されたため卒業とした。

同時に施術した症状・お悩み

猫背

施術方法

頸椎調整 骨盤調整 広背筋・脊柱起立筋・腸腰筋調整 体液循環調整 猫背矯正

考察

ぎっくり腰は急に起こるが、この症例の様にほとんどの場合で、症状が発症する前から筋肉や内臓の疲れが溜まり始めて体が歪み、血流やリンパの流れが悪くなった状態で前に屈んだりくしゃみをした拍子に急性腰痛(ぎっくり腰)を発症する。

 

ぎっくり腰を早期に改善させるには、まず出来るだけ低刺激で体の歪みを整えて体の各所の筋緊張を取り除き、前後屈など体の動きや内臓の機能を正常化させることが重要なポイントであると当院では考える。

執筆者

廣井整体院

廣井俊紀

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