坐骨神経痛(梨状筋症候群)の症例(その13)

お客様

女性 50代 教員 和歌山市在住

来院

2018年 11月

お悩み・症状

3日ほど前から左足に歩いた時や車の乗り降り、寝るのも辛いほどの強い痛みが出現した。

角谷整形外科でレントゲン検査を受け、特に異常はなく今度はさらに精密な検査をするとのことで約4週間後にMRI検査の予約を取り、ロキソニンと胃薬を処方され帰宅。

薬を飲んだが効果が感じられず、次のMRI検査を待っているのも不安だったのでインターネットで調べていた時に当院の事を知り来院。

施術内容と経過

来院時、駐車場から待合の椅子に座るのも困難なほどの強い痛みで、まずはカウンセリングを行ってから検査を開始した。

 

まず、神経性の異常がないかをチェックするための検査としてSLR検査を行ったが陰性で、次に脊柱の動きをチェックした所、可動域制限はややあるもののしびれや間欠性跛行も無いことから腰椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の可能性は低いと考えた。

 

つぎに股関節の可動域検査を行ったところ左股関節の屈曲、外旋、内・外回しでの可動域制限があり、臀部のチェックを行ったところ周辺の筋肉に硬結があり、梨状筋検査で左下肢に痛みが誘発された事から、梨状筋症候群による座骨神経痛であると考え、施術を開始した

 

 

初回は、全体的な体の歪みを整えるために頚椎調整と骨盤調整、殿筋・梨状筋MTを行い可動域の改善と歩行時痛の軽減が確認できたので、帰ってからの注意点を指導し初回終了。

 

翌日の2回目来院時、初回施術前の痛みを10とすると半分の5にまで軽減していた。

今回から、体液循環調整を加えて行い2回目施術終了後、痛みが10→3にまで軽減し歩行時痛もかなり改善されていた。

 

2回目の施術から3日後の3回目の来院時、痛みは1~2程度にまで改善していた。

前回同様の施術を行い、施術後に痛みは10→0、歩行時痛は消失した。

 

 

↓↓ 施術前後のビフォーアフターはこちら ↓↓

同時に施術した症状・お悩み

特になし

施術方法

頚椎調整 骨盤調整 体液循環調整 殿筋・梨状筋MT

考察

この症例では、日常生活に支障をきたすほどの強い痛みであったが、適切な見立てと施術の選択で症状は早期に回復させることができた。

ただ再発の可能性がゼロではなかったので、本来はあと数回経過を見つつ施術を行うのがベストであるが、時期的に仕事が多忙で通院が厳しいとのことだったので、再発の兆候と気を付ける事を指導し、状態が悪化し始めた時には来院するよう指導して終了した。

 

執筆者

廣井整体院

廣井俊紀

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