腰椎椎間板ヘルニアの症例(その2)

お客様

女性 40代 販売員 泉南市在住

※この症例は、坐骨神経痛の症例(その4)と同じです。

来院

2015年10月

お悩み・症状

約2か月前に殿部に痛みを感じ始め、日に日に痛みが悪化して歩行困難になり整形外科を受診して腰椎椎椎間板ヘルニアと診断され、痛み止めと胃薬、筋弛緩剤の薬を処方され、これで改善されなければブロック注射か手術しかないと言われて、1か月間様子を見てもほとんど症状に変化が無く、注射や手術は嫌なので他に方法は無いかとインターネットで調べて当院の事を知り来院。

主に臀部の痛みと太ももの外側とすねに痛みがあり、立つのも歩くのも5分が限度で仰向け右下に寝ると痛いので寝るのもままならず日常生活も普通に過ごせない状態だった。

また、痛みで立っていられない為、仕事を休んでいるとの事。

 

施術内容と経過

まず、SLRテストを行ない陽性だったので整形外科での診断通り腰椎椎間板ヘルニアの可能性が高いと考え、次に臀部の痛みに着目し股関節と殿筋を検査したところ、梨状筋テストで症状が誘発されたため梨状筋症候群の可能性も高く原因が2つあると考えた。

頚椎調整と骨盤矯正、梨状筋・下肢筋肉調整を行ったところ4回目の施術までは大きな変化はなかったが、5回目の施術で痛みが減少し始め5分以上歩けるようになってきた。

7回目の施術で立っていられる時間が長くなってきたので仕事復帰できた。

徐々に症状改善し10回目の施術で全体的に痛みはほぼ消失し、仕事後に臀部の張りが少しあるのと、寝た時の痛みが少しある程度にまで改善。

その後、15回目で症状改善し治癒とした。

同時に施術した症状・お悩み

特になし

施術方法

頚椎調整 骨盤矯正 右股関節調整 体液循環調整 右下肢筋肉調整

考察

今回の症例が改善した最大の要素は、原因が2つある事を理解して治療を勧められたことだろう。

原因が1つではなく複数あるケースでは、その見極めが難しい事もよくある。

手術を勧められるほどの症状の場合、初めの数回では、はっきりと体の変化が体感出来ない事もあるが原因と施術選択が合っていれば良くなっていくことを証明できる結果となった。

このお客さまも初めは不安な表情を浮かべていたが、5回目以降の施術で症状が改善していくのを感じ始めて回数を重ねるごとに表情が明るくなっていくのが印象的であった。

執筆者

廣井整体院

廣井俊紀

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