回転性めまいと浮動性めまいの症例(その6)

お客様

女性 30代 主婦 和歌山市在住

 

来院

2017年12月

お悩み・症状

(10/31に出産)出産の5カ月前に初めて右下に寝た時にぐるぐる回る回転性めまいが起こり、その後も何度も回転性めまいを繰り返しふわふわする浮動性めまいも発症。

さらに10月頭に右肺気胸も発症したため和歌山県立医科大学に入院し治療を開始した。

肺気胸はよくなったものの、めまいは一向に良くならず、お手上げ状態で右を向くとめまいが悪化するため首が左に傾き、動かせない状態が続いた。

出産後、11月半ばに強い回転性めまいが起こり、睡眠もとれず日常生活や育児もままならずどうしようもなく悩んでいた時に、スマホでめまいについて調べていた時に当院の事を知り来院。

施術内容と経過

初見時、頭が左に傾き、体のゆがみが顕著だった。

まず回転性めまいは耳鳴りなどの症状がなかったため、右の良性発作性頭位めまい症だと考え、左右の内耳検査を行ったところ右で眼振出現したため良性発作性頭位めまい症だとわかった。

次に浮動性めまいは、肩や首のこり、便秘や慢性的な疲労感などから体のゆがみからくる自律神経性のめまいだと考えた。

 

まず、初回施術で右内耳調整を行ったところ、2回目来院時に初回施術以降は回転性めまいが出なくなったが、ふわふわする浮動性めまいが出始めたと報告を受けた。

2回目以降は、自律神経系を整えるために頸椎調整と骨盤調整を行い経過を見た。

 

4回目の施術後には、浮動性めまいもかなり楽になり、車の運転を許可できるまでに改善した。

 

6回目の来院時には、頭の傾きが改善し顔色もよくなり、「出産前からずっと辛くて笑えなかったけど、笑えるようになってきました」と報告を受けた。

 

その後は、一時的に軽いめまいが起こることもあったが、順調に改善し13回目の施術後にはほぼ生活に支障を感じないまでに改善した。

同時に施術した症状・お悩み

特になし

施術方法

頸椎調整 骨盤調整 内耳調整 肩関節MT 頭蓋調整

考察

この症例では、妊娠・出産という大きな体の変化の中で疲労の蓄積などの要素か重なって良性発作性頭位めまい症を発症し、内耳の状態が良くならずにめまい症状が長期化したために自律神経が乱れて浮動性めまいが起こった。

こういった症例では、病院の検査で異常なしと判断されるケースがよくあり、薬や点滴で経過を見ることとなるが、それでは良くならないことがある。

だが、こういった大学病院でも良くならない症例でも、諦める必要はなく良くできる症例は多く、そこに徒手施術の有用性があることをめまいに悩む多くの方に知ってもらいたい。

執筆者

廣井整体院

廣井俊紀