四十肩・五十肩の症例(その9)

お客様

女性 70代 主婦 有田市在住

来院

2018年 11月

お悩み・症状

5カ月前から左肩に痛みを感じるようになり、特に腕を挙げる時や後ろでエプロンの紐を結ぶ動作で痛みを感じていたが、治るだろうと様子を見ていた。

(就寝時、左下に寝ると痛みを感じて目が覚める。)

1週間前から、右肩にも痛みを感じるようになり、これはまずいと思いインターネットで調べていたところ、当院の事を知り来院。

 

既往症はなし。10カ月前に左手首骨折あり。

施術内容と経過

初見時、まず各所の可動域検査を行った所、左肩全方向可動域制限と運動時痛(⧻)、右肩外転と動作に伴う痛み(+)、首後屈(+)であった。

次に、左手関節の可動域を検査したところ、掌・背屈(+)、回外(+)で可動域制限がみられたことから、左手首の骨折後、代償動作を強いられた左肩に負担がかかったことで左肩に痛みを発症し、更に左をかばって右肩に代償動作による負担がかかり、右肩にも痛みを感じ始めたと考え施術を開始した。

 

 

初回施術では、まず全身への血流・リンパの循環を良くする事と筋緊張を軽減させるために頚椎調整と骨盤調整を行ってから、左手首の調整を行い、左右肩関節の可動域と痛みの軽減を確認したところで終了。

 

2回目来院時(初回から2日後)には、特に寝起きでの痛みが楽になったと報告を受けた。

 

4回目来院時(初回から14日後)には、右肩外転145°、左肩外転130°にまで改善。

肩周辺を動かすセルフケアを指導して終了。

 

8回目来院時(初回から35日後)には、日常生活には支障がないレベルにまで改善。

ただ、雑巾がけなどしたい動きがまだ十分にできないとのことで施術を継続し、13回目の施術(初回から62日後)で、主訴が消失し、したいことが出来るようになったので卒業とした。

同時に施術した症状・お悩み

特になし

施術方法

頸椎調整 骨盤調整 左右肩関節MT 左手首MT 体液循環調整

考察

痛い箇所に電気を当てたりマッサージをしたりと何かしらの処置をすることは、良くあるが、そういった処置で良くならない場合、この症例のように、どこかしらのケガがきっかけになっていることがあるので注意が必要である。

 

とある個所のケガをきっかけに、そこをかばう代償動作で他の個所に数週間~数か月、数年後に症状を発症することがあり、そういった場合には、きっかけとなった個所の問題を解消することと、そこから波及した部分を含め全体的なアプロ―チを行う必要があり、全体の調和が整う事で症状が改善に向かうと当院では考える。

執筆者

廣井整体院

廣井俊紀